
赤い実もいで
灯りをもらって
知恵がつきますよう
赤い実ひとくち
邪気をはらって
風邪ひきませぬよう
たわわにみのる
ことしの赤い実
どうか おひさまの光が
雪にも北風にも
まけませぬよう
( 2017.1.7 ブログ「こちら、ドワーフ・プラネット」より )
( 2024.2.2 イラスト作成 Bing Image Creator )
赤い実 (fairy-scope.com)
赤い実もいで
灯りをもらって
知恵がつきますよう
赤い実ひとくち
邪気をはらって
風邪ひきませぬよう
たわわにみのる
ことしの赤い実
どうか おひさまの光が
雪にも北風にも
まけませぬよう
( 2017.1.7 ブログ「こちら、ドワーフ・プラネット」より )
( 2024.2.2 イラスト作成 Bing Image Creator )
赤い実 (fairy-scope.com)
喉をふさいだ真冬の実が
私の歌をせきとめている
けれど私は忘れていない
雪がとけて春が来れば
光あふれて風が舞えば
林檎の香りの水が流れ
甘い歌声がひびくことを
ずっと私は忘れていない
知恵の実をかじる前から
私は樹であったのだから
私は根をうるおす水脈で
梢にやどる渡り鳥の卵で
今年もまた歌うのだから
( 2024.2.2 イラスト作成 Bing Image Creator )
春の羽音をきけば種をまき、
実りをいのって舞いました。
月あかりを杯の水にうかべ、
星の岸辺で機を織りました。
白珠の君の衣を縫うしじま、
わたしの眠りをさますのは
だれ?待ち人が訪れるまで
覚めないはずの夢の途中で。
三日月の船の旅人よ、
闇をわたる波の音よ。
黄金の実を手に持ち、
わたしを呼ぶ幻の人。
夢の庭深くわけいり、
知恵の枝を折りとり、
緑の苗をゆさぶって、
うつつの岸へ運ぶ人。
かえらぬ夜の名残に
あかつきの光を編み、
涙の栞をおとぎ話に
わたしはそっと
しのばせる。
( 2020.5.5 Twitter より )
( 2024.1.15~16 イラスト作成 Bing Image Creator +微修正 )
おとぎ話 – ぶるーまーぶる (fairy-scope.com)