甲賀三郎と浦島太郎


甲賀三郎 (伝説) – Wikipedia

「甲賀三郎」
諏訪の神の縁起。
室町時代頃に広がった伝説?

若い武士の三郎が、地下を旅して
遥かな国で姫を妻にし
鹿狩り三昧の日々。
故郷に戻ってみれば13年が経ち、
自らは蛇体になっていたという。

✖ 13年が経ち→
〇 13年半+千日 ≒ およそ16年 

さらに異国の姫と出会うまでに
旅した道程にも千日以上が
経過しているとすれば、
甲賀三郎が故郷に帰還したのは、
ただひとり穴に取り残されてから
約20年後?

(シンプルに
「長い年月が経った」
でいいのかな……
伝説だもんね……)


浦島太郎 – Wikipedia

「浦島太郎」
乙姫は、蓬莱山の亀姫、かぁ……
この伝説を
「蓬莱山の西王母=オリオン座=竜宮の亀姫」
と解釈して論じた本が、
「星座で読み解く日本神話」
( 勝俣 隆 著、大修館書店、2000.6.10 出版 )
なのだった。

「浦島が鶴に変じて飛び去る結末」
↑ Wikipediaを読んで初めて知った。

甲賀三郎と浦島太郎の伝説は、
異界を訪ねて婚姻し、故郷に戻ると
すでに長い年月が経っていて、
放浪した主人公が
「現世を超越した存在」
に変じている点で似ている。

( 2023.2.10 Twitter より )

天の川の中州の舟、白鳥。
聖杯城、暁姫・茨姫の眠る城、中州城。
桃源郷(桃は西王母=オリオン座への信仰に連なる)、蓬莱山。
まよひが(遠野の伝承、迷い家)、隠れ里。
竜宮城、わたつみの宮。

( 2023.2.11 Twitter より )


妖精さんを探してる

妖怪というほど
愉快だったり怖かったりの
強烈なキャラクターではなく、
かすかな気配が漂う
妖精的な存在感で、
なつかしい遊びの世界を
とどめてみたい。

そんな絵が描けるように
なりたいな……

ミノムシをみかけない。
(ミノは昔話でしか知らない)

日本の妖怪も
昔の生活感覚でないと
わからない姿・性質のものがある。
唐傘小僧の「蛇の目傘」なら、
幼い頃には
和装の女性が身近に使っていた。
(分福茶釜は自分には
イメージしづらい)

ミノムシ、風車、蛍、落ち葉……
妖精を描きたい。

( 2021.8.16 Twitter より )

エノコログサを手に
踊ってる野原の道化師、
妖精さん。
ミルクティ色の髪、
うす緑の衣装。
そんな絵を
描いてみたいな……

( 2021.8.31 Twitter より )


知る人もなし

もろともに
あはれと思へ
山桜(やまざくら)
花より外(ほか)に
知る人もなし

前大僧正行尊
(小倉百人一首 66番 『金葉集』雑・556)


( 2020.3.10 Twitter より )


うかべる石を

たしかにわたくしの感官の外の外で
つめたい雨がそそいでゐる
 (天の微光にさだめなく
  うかべる石をわがふめば
  おゝユリア しづくはいとど降りまさり
  カシオペーアはめぐり行く)
ユリアがわたくしの左を行く
大きな紺いろの瞳をりんと張つて

宮澤賢治「春と修羅」小岩井農場パート九 より


宮沢賢治 『春と修羅』 (aozora.gr.jp)


( 2020.4.13 Twitter より )


道化のカード


たとえば
タロットカードや
百人一首のカルタなど、
ひとつのテーマでまとまった
絵札を通じての世界観には、
絵本や紙芝居とは
違う魅力がある。
繰り返し触れることでの
世界観の浸透力が
大きい、ような気もする……

遊戯をつうじて展開する
世界観の面白さ……
あ、
カードゲーム人気もそれかな。
ビックリマンチョコの
おまけ集めも。

( 2021.8.24 Twitter より )

フランス製 花のタロットカード (1902)

トランプの道化の衣装を
ざっくり青・緑系にしてみたら
(なんとなく海洋神のイメージ?)

角があって、
モサモサした飾りがあって、
もしかして
古来の山の神(森の神)っぽいのでは?
と、ぼんやり考えつつ手が止まっている。

特別な祭礼にだけ現れるはずの
精霊・カミなどが、
日常に紛れ込み遊戯をはじめた
非日常の存在が、
道化なのだろうか。

昔話のキツネ・タヌキなども
そんな存在に感じられる。
信夫山のゴンボ狐なども……

( 2021.8.26~8.27 Twitter より )