月の姫巫女というロマン


絵を描ければなぁ。
すべてを言葉で説明しなくても、
多くのことを一目で伝えてくれる。

詩が書ければなぁ。
千の言葉を費やしても虚しいはずが、
たったの一言で伝わる不思議。

そして旋律は、
国境も言葉も越えて伝わる……

波のリズムは星を覆う。
遠い月と結ばれながら。

あ、これ……
シン(月神)のニュアンス。

津(シン)、律……

http://huusennarare.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/post-b8bf.html…

「風船あられの漢字ブログ」さんより
「漢字の覚え方 聿」

イツ、イチって読むのか。知らなかった……

https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%82%B7%E3%83%B3_(%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%9D%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1)&oldid=71103152…

Wikipedia より「シン (メソポタミア神話)」の項。

イチノミヤ、イチキシマビメ、イツクシマ……
古代メソポタミア神話では、
エンリル(天空の神、風の神)の
息子がシン(ナンナ)、
ナンナの子がウトゥ(シャマシュ、太陽神)と
イナンナ(イシュタル、金星神)とされる。
風神ー月神ー太陽神・金星神 の順に神格が並ぶ。

日本の一宮は月神?ふと疑問。

https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E4%B8%80%E5%AE%AE&oldid=76737121…

一宮とは、国司がその地に赴任して、
一番最初に参拝する神社のことだったという。
7世紀の文献に記述があるが、
各地の一宮について記録が残っているのは
12世紀頃から、と。

各地の神社(神殿&祭神)に序列をつけるのは、
メソポタミア神話の時代から、古今東西どこも
かわらないんだなぁ……

メソポタミアの月神シン(ナンナ)は男性神。
ゆえに仕えるのは、女性神官(巫女)だった。
日本の島の女神や山の女神は、男性信者しか
その神域に入れなかった例と通底するかも?

世界各地に月の女神の神話があるが、
月神(男性)の神官(巫女)という
組み合わせが世界最古級の粘土板で
伝承されている史実は、興味深い。

月の姫巫女というロマン……(*^-^*)

(2020.6.14 Twitter より)

新美南吉とエブリディ・マジック


「ブルー・マーブル」という
手作り小冊子の詩を推敲して
「こちら、ドワーフ・プラネット」
Yahoo!ブログにUPしたんだっけ。
なぜ同じ名前のブログを継続しなかったか
ふと考えたけど、視点を変えたかったから。
冥王星(ドワーフ・プラネット)
まで引いた視点を
地球(原点)に戻したかったから?

ファンタジーや神話についての夢想は、
日常の七曜(月曜日~日曜日)の外の
はざま時間の埋め草だけども、
大切なひとときってイメージで
冥王星の名をブログにつけた。
それが10年前の自分。
リアルいろいろあって、
夢幻にむしろ
大きな足場を置いている、
夢幻だけど
今を支えるリアルと感じ始めた?

足元の日常で夢想する、それは
エブリディ・マジックの世界観。

fairy と scope も、
それと似た感覚で
選んだ言葉なのかも。

視点を変える……
地球と冥王星。
足元と最果て。

スランプだと感じて
ジタバタしてるけど、
10年も一本調子ムリ。

足元を見直す、むしろ
初心にかえる。
fairy tale(妖精譚)を
探してる……


エブリデイ・マジック – Wikipedia

Wikipedia より「エブリディ・マジック」
低年齢向けの内容のものが多い。日本では藤子不二雄の漫画作品が代表例である。ただし藤子不二雄作品は、系譜としてはファンタジーではなくSF系のショートショートや伝統的な落語からの流れを組んでおり(略)

漫画作品が代表例に。

自分のイメージだと、
エリナー・ファージョンの童話が
「エブリディ・マジック」の感触。

日本では、大正童心主義の作品群。

第二次大戦の終戦後、
戦前の童話は批判された。
開戦時には故人だった宮沢賢治・
戦中に病弱な教師だった新美南吉は、
戦後に作品評価が傷つくことなく、
国語教材等でも有名に。
(不幸中の幸いだったか)

日々の暮らしに不思議をみる感性は、
室町時代の御伽草子~江戸時代の草双紙(絵本)
などにも?

戦後に
「子どものリアルな姿・豊かな自然を描いた」
として評価が衰えなかった児童文学作家は、
宮沢賢治・千葉省三・新美南吉
の三人だったという。
新美南吉は戦時中にも童話を執筆したが、
その作品が戦後の評価にも耐え得たのは、
教師・作家として素晴らしい。
繊細な作風に強靭さを秘めていたと気づく。

もっと新美南吉の作品を読んでみたくなった。


(2020..4.5 Twitter より)


因果交流電燈 – あかり窓 (memoru-merumo.com)