妖精さんを探してる

妖怪というほど
愉快だったり怖かったりの
強烈なキャラクターではなく、
かすかな気配が漂う
妖精的な存在感で、
なつかしい遊びの世界を
とどめてみたい。

そんな絵が描けるように
なりたいな……

ミノムシをみかけない。
(ミノは昔話でしか知らない)

日本の妖怪も
昔の生活感覚でないと
わからない姿・性質のものがある。
唐傘小僧の「蛇の目傘」なら、
幼い頃には
和装の女性が身近に使っていた。
(分福茶釜は自分には
イメージしづらい)

ミノムシ、風車、蛍、落ち葉……
妖精を描きたい。

( 2021.8.16 Twitter より )

エノコログサを手に
踊ってる野原の道化師、
妖精さん。
ミルクティ色の髪、
うす緑の衣装。
そんな絵を
描いてみたいな……

( 2021.8.31 Twitter より )


知る人もなし

もろともに
あはれと思へ
山桜(やまざくら)
花より外(ほか)に
知る人もなし

前大僧正行尊
(小倉百人一首 66番 『金葉集』雑・556)


( 2020.3.10 Twitter より )


うかべる石を

たしかにわたくしの感官の外の外で
つめたい雨がそそいでゐる
 (天の微光にさだめなく
  うかべる石をわがふめば
  おゝユリア しづくはいとど降りまさり
  カシオペーアはめぐり行く)
ユリアがわたくしの左を行く
大きな紺いろの瞳をりんと張つて

宮澤賢治「春と修羅」小岩井農場パート九 より


宮沢賢治 『春と修羅』 (aozora.gr.jp)


( 2020.4.13 Twitter より )