霧のむこう


深い霧の中にたちつくし、
路を急いではいない私は
戸惑いつつ凪いだままで
ただ待っている、何を?
霧のむこうのまたたきを。

無闇に迷ってはいない、
はずだけれども、なぜか
ずっと悲しい。もともと
それが常なのか、新しい
わけがあったかすら忘れ。

忘れはてた頃に、
霧のなかに灯る
ちいさな地の星
をみる。
ほんのつかのま……

( 2020.3.2 Twitter より )

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