月夜の野原の道化師は、
笛を片手に
飛んだり跳ねたりして踊る。
豆の色した縫い目のない服、
この緑はあの世の色と
誰かが言うけれど、
へぇ?そんなの僕は知らないな。
風にまう羽根ほど身軽、
カラスみたいに黒い羽根、
それとも幸せな青い鳥?
この踊りに意味があるかって、
そんなの僕は知らないさ。
ここがどこかなんて
知らなくていい、
朝日を見るまで僕は踊り、
日が昇ったら眠るだけ。
ちょっと奇妙なのが大切で、
何かわからない気配がそよぐ、
誰かが草むらを振り返ったら、
それが僕……
( 2023.4.12 Twitter より )
散歩の途中で – ぶるーまーぶる (fairy-scope.com)