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たしかにわたくしの感官の外の外で
つめたい雨がそそいでゐる
(天の微光にさだめなく
うかべる石をわがふめば
おゝユリア しづくはいとど降りまさり
カシオペーアはめぐり行く)
ユリアがわたくしの左を行く
大きな紺いろの瞳をりんと張つて
宮澤賢治「春と修羅」小岩井農場パート九 より
宮沢賢治 『春と修羅』 (aozora.gr.jp)
( 2020.4.13 Twitter より )
たしかにわたくしの感官の外の外で
つめたい雨がそそいでゐる
(天の微光にさだめなく
うかべる石をわがふめば
おゝユリア しづくはいとど降りまさり
カシオペーアはめぐり行く)
ユリアがわたくしの左を行く
大きな紺いろの瞳をりんと張つて
宮澤賢治「春と修羅」小岩井農場パート九 より
宮沢賢治 『春と修羅』 (aozora.gr.jp)
( 2020.4.13 Twitter より )
URASHIMA – ウラシマ –
昔々ウラシマは
たすけたカメに つれられて
竜宮城へ はるばる きてみれば
絵にもかけない うつくしさ
きらめく 星の宴
耳にとおくひびいてる 波の音
時はめぐるよ しずかに
星はながれる はるかに
今は昔のものがたり
寄せる波がうたう※
乙姫さまの玉手箱
胸に さよならすれば ふるさとは
みしらぬ景色 竜宮にも もどれない
すべては うつつか まぼろしか
海原はかわらずに
空にとおくかがやく 天の川
※くりかえし
さびしさに あけてはならぬ
箱のふたをとれば 白いけむりが
たちのぼり たちまち おじいさん
銀のひげと かみをゆらし
つむじ風にのれば
なみだの雨こぼしてとぶ 白い竜
※くりかえし
大きな古時計(ヘンリー・クレイ・ワーク 作曲)より
song by NEUTRINO : MERROW
character illust : 珠樹(NEUTRINO公式サイト)様より
https://studio-neutrino.com/
波音 : 効果音ラボ 様より
https://soundeffect-lab.info/
楽譜 & MIDI 参照 : 音楽研究所 様より
http://www.mu-tech.org/Traditional/ol…
illust, poem,music 編集 : fairy-scope
2023 ©fairy-scope.com
たとえば
タロットカードや
百人一首のカルタなど、
ひとつのテーマでまとまった
絵札を通じての世界観には、
絵本や紙芝居とは
違う魅力がある。
繰り返し触れることでの
世界観の浸透力が
大きい、ような気もする……
遊戯をつうじて展開する
世界観の面白さ……
あ、
カードゲーム人気もそれかな。
ビックリマンチョコの
おまけ集めも。
( 2021.8.24 Twitter より )
↑フランス製 花のタロットカード (1902)
トランプの道化の衣装を
ざっくり青・緑系にしてみたら
(なんとなく海洋神のイメージ?)
角があって、
モサモサした飾りがあって、
もしかして
古来の山の神(森の神)っぽいのでは?
と、ぼんやり考えつつ手が止まっている。
特別な祭礼にだけ現れるはずの
精霊・カミなどが、
日常に紛れ込み遊戯をはじめた
非日常の存在が、
道化なのだろうか。
昔話のキツネ・タヌキなども
そんな存在に感じられる。
信夫山のゴンボ狐なども……
( 2021.8.26~8.27 Twitter より )