荒れ地王とシリウス(大犬座)について
ぼんやり考えていたら、
「花咲かじいさん」の犬は?関連するのか
ふいに気になった。
この話の花を咲かせるモチーフは中世末以降、千手観音の信仰を背景として民間に普及した「枯れ木に花を」のたとえの形象化であると言われる。
(上記Wikipedia 花咲か爺 解釈より)
それ以前の型は灰をまいて雁を取る「雁取り爺」にあり、雁取り爺は東北で「犬コムカシ」と呼ばれ川上から流れてきた木の根っこから生まれた犬が狩猟で獲物をもたらすという異常誕生の「小さき子」のモチーフを有し、「花咲爺」の祖型であると民俗学者・柳田國男は指摘している。
( 同上 )
また中国の『狗耕田故事』の犬が畑を耕す話との対比からこの話の背後に犬と農耕の重要な関係が見て取れる。
( 同上 )
犬と農耕の重要な関係……古代エジプトで、大犬座のシリウスが日の出とともに東の空に輝く時期を新年=雨期の始まり=ナイル河の氾濫=大地の肥沃化をもたらす、とされたことに関連しているのではないだろうか。「犬になった王子」というチベットの民話を思い起こした。
千手観音の信仰……陽光神の面影。
とても美しい絵本。
ミトラ・ヴァルナ
毘沙門天
ムカデ
北辰信仰
信夫山の伝説にも犬が出てくる……
信夫山には、大ムカデ VS 大蛇の伝説もある……
(2020.10.7~10.10 Twitter より)