やわらかな羽音
風のころも
ときをつむぐ女神の
まいおりる糸
さざめく糸
めぐる糸
古巣にささやく
子守歌
ここにおいで
銀の灯うかべ
ゆれるクモの巣
まどろむ金の宿り木
まいおりる羽
さざめく羽
めぐる羽
ひととき満ちる
子守歌
ここにおかえり
(2020.3.30 Twitter より)
やわらかな羽音
風のころも
ときをつむぐ女神の
まいおりる糸
さざめく糸
めぐる糸
古巣にささやく
子守歌
ここにおいで
銀の灯うかべ
ゆれるクモの巣
まどろむ金の宿り木
まいおりる羽
さざめく羽
めぐる羽
ひととき満ちる
子守歌
ここにおかえり
(2020.3.30 Twitter より)
小倉百人一首 光孝天皇(15番)
『古今集』春・21
君がため
春の野に出でて
若菜摘む
わが衣手に
雪は降りつつ
若菜を届ける相手は、もちろん
シノブくんだね……
(2020.3.22 Twitterより)
ひ だまりのおにわ
く だらないはなし
く れていくきょう
な つかしいおかし
が れーじのかばん
れ んげのかんむり
と もだちのてがみ
ぎ んいろすぷーん
れ もんすくいとり
ぬ るめのこうちゃ
う かぶかくざとう
た だあまいだけ
う れしくてわらう
た のしくてわらう
か なしくてわらう
た まになみだでる
う た か た
( 2020.1.11 Twitter より)
深い霧の中にたちつくし、
路を急いではいない私は
戸惑いつつ凪いだままで
ただ待っている、何を?
霧のむこうのまたたきを。
無闇に迷ってはいない、
はずだけれども、なぜか
ずっと悲しい。もともと
それが常なのか、新しい
わけがあったかすら忘れ。
忘れはてた頃に、
霧のなかに灯る
ちいさな地の星
をみる。
ほんのつかのま……
( 2020.3.2 Twitter より )
泉をのぞくと、
過去・現在・未来が映る……
深い森の仙女が謎をかけて歌う、
あなたが落とした大切なものは何?
こんこんと湧く水底から、
拾われ、地に芽吹くのは何?
(2011.11.24 facebook より)