おや、ようこそ。
おきゃくさまがこないんだ、
きみのほかにはだれも。
ずっとまってたよ。
もしよかったら、
いっきょく、ふえでもいかが？
きんぽうげ、ふわふわ
どこでも
おすきなおせきに
どうぞ……
（2021.3.6 Twitter より）
きんぽうげ、ふわふわ
ひかりのしずく
ひかりの
しずく
おひさま
とじこめた
みずかがみ
（2020.3.8 Twitter より）
ひだまりを
うばうつめたい
あめにさえ
ぐんとぐんとふくらむ
きのめ はなのめ
陽だまりを
うばう冷たい
雨にさえ
ぐんとふくらむ
木の芽 花の芽
（2020.3.9 Twitter より）
天津風（あまつかぜ）
天津風（あまつかぜ）
雲の通ひ路（かよひじ）
吹き閉ぢよ
をとめの姿
しばしとどめむ
（小倉百人一首）
僧正遍照（12番）
『古今集』雑上・872
（2021.2.27 Twitter より）
あさつゆ、いかが？
あさつゆ、いかが？
あ、あなたもどうぞ。
山路来て
何やらゆかし
すみれ草
松尾芭蕉
（2021.2.21 Twitter より）
まよったの？
まよったの？
そばにいるよ。
よかった、ここが
きみのいばしょ…
古池や
蛙飛びこむ
水の音
松尾芭蕉
（2021.2.17 Twitter より）